前回からの続きです。
次の目的地へ向かいます。
こんな感じで移動します。どこかで車中泊する予定ですが、

ここの海沿いには良い車中泊場所が見つからないのでひたすら走ります。
寄り道しながらウトロの街まで走り切りました。まずは情報収集のため「知床自然センター」へ行きます。


フレペの滝
明日朝からフレペの滝へ行こうと思います。足の痛みは変わりませんが往復2kmくらいなら大丈夫でしょう。靴には整形外科で作ってもらったソールを入れてきました。

インフォメーションカウンターで遊歩道のクマ出没情報を聞いてみたところ例年より多い、少ないは無いそうです。明日早朝に行きたいと話すと、駐車場は24時間開いているが、ここのオープンは朝9時なので、それまでトイレが使えない、それ以降のほうが何かあったときに救助が早くできると言われました。仮に熊に襲われたとして、遊歩道の途中で叫んでもここでは聞こえないでしょうし・・・救助が早い?私には理解不能でした。※閉館時間には行って欲しくないのでしょう
一通り話しを聞き、明日に備え就寝・・・


おはようございます!

車中泊旅は、日没とともに寝て日の出とともに起きる健康的な生活です。
朝の軽食を済ませ、しっかりトイレを済ませ出発!
「知床自然センター」の駐車場はここで1泊したと思われるキャンピングカー1台だけでした。短い距離とはいえ、トレッキングポール、熊鈴、ホイッスル、無線機、水など装備を整えて朝7時前にスタートです。
いきなり入口道路の左右に鹿さんがいます。

突進されたら怪我します。しらんぷりして横を通りましょう。
知床自然センターの横を通り過ぎると左側に「国設知床鳥獣保護区管理センター」の建物があります。

入口まで来ました。

今週の目撃情報は記載がありません。私は1人でも意外と平気な人です。
熊を見かけたら「あさはゆき」です! 覚えていますか?

足の事を考えてゆっくり歩きます。

熊鈴を鳴らしながら歩き、時々ホイッスルを吹きます。耳をすませて首を振り前後左右確認! 「あさはゆき」と念仏のように唱えながら進みます。





川の水が落ちているのではなく、知床の山々から流れてきた地下水が断崖の途中から滲み出て海へ流れ落ちているのです。
朝早く来たのは、誰もいない静かな自然を楽しむため。


北国の灯台の赤や黒の横シマ模様は、吹雪の日でも見えやすくするためなのです。

素敵な景色を脳みその少ないメモリにしっかり保存し、感謝の気持ちを伝えてから戻ります。


無事に戻ってきました。1時間10分でした。

ここは「しれとこ100平方メートル運動ハウス」です。

メガソーラーでもこういう運動が始まるかもしれません。広い原野を相続したり原野商法で土地を購入してしまった人達は利用予定も無いのに固定税金払を払い続けています。売りに出しても買う人はいなかったでしょう。そこに「土地買いますよぉ」と声かけられたら安くても売ってしまうのでは?固定資産税払わなくて済むようになります。自然保護のためソーラー会社には売りません!という人は少ないと思われます。問題の根本は、ソーラー会社と自治体や自然保護ではないように思います。
これは知床自然センターの壁についていた携帯基地局アンテナの一部です。

こういう細かい配慮は大切だと思います。通信会社さんありがとう。
クマによる被害のニュースが増えました。人が住む街と熊が住む山との境目が無くなってきているようですが、知床はちょっと事情が違って昔から「共生」なのです。もう一度このポスターを見てください。

小学生の作品ですが共生を前提に書かれていると思いませんか?子供の頃から教えられ実際に体験もしているのでしょう。
そして貼られていたキタキツネのポスターです。熊バージョンもありました。


私にここまで近づいて来た痩せたこの子はもう山には帰れないでしょう・・・ かと言ってえさを与えてはいけません。
知床は色々なことを教えてくれます。
では、知床を離れ3つ目の「まだ見ぬ景色」を見に行きます。
(つづく)
コメント
救助という言葉、ちょっとひやっとしました😆
餌やりはダメですよね。人や車を危険だと思わなくなるから。
野生動物が人間を怖がらなくなると、もう元には戻れないそうです。
かと言ってナデナデできるようになることはありません。
遠くからそっと静かに見守ってあげましょう。